本研究室では磁気記録に変わる新たな次世代の記録方式として強誘電体記録の研究を行っています.
強誘電体材料は,自発分極という電界を印加していない状態で生じている誘電分極を有しています.この自発分極は外部から材料の抗電界を超える電界を加えることでその方向を変えることが可能です.
強誘電体記録方式では、情報の二値,つまり‘1’ と‘0’ を分極の方向に対応させることで記録を行います.強誘電体のドメイン壁は非常に薄いことが知られているため、強誘電体記録は高密度記録に適した方法だと考えられます.
再生(情報ビットの読み出し)にはSNDMによる分極判別法を用います.