データの書き込み(分極反転)は,SNDMの探針を用いて試料にパルス電圧を印加することで行います.
それでは,実験結果を見ていきましょう.
下に示すデータは代表的な強誘電体単結晶の一つであるLiTaO3(タンタル酸リチウム)に書き込みを行った結果です.
単一ナノドメンドットでは直径2.8nmの究極的に小さなドメインドットが得られています.
また,下のデータはLiTaO3に直径7.5nmの正負のドットを交互にアレー状に記録したもので,一平方インチあたり11.5Tbitに相当します.
下に示すデータは,LiTaO3に1平方インチあたり0.98 Tbitの記録密度で実データを 記録した後に読み出したものです.